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ちらし寿司に桜餅!ワクワクする「ひな祭り」にまつわる食べ物特集!

ちらし寿司に桜餅!ワクワクする「ひな祭り」にまつわる食べ物特集!

2023年も、あっという間に1ヶ月が経過しましたね。2月は日数も少なく、あっという間に年度末を迎えてしまいそうです。春を感じる頃に訪れるイベントといえば「ひな祭り」。全国の女性、そして小さな女の子が迎える未来が幸せであるように・・・と祈りが込められた女の子のお祭りの日です。町中がひな祭り色に染まり、春の訪れとともに心躍る幸せいっぱいの季節ですね!

そんなひな祭りのお楽しみといえば、やっぱりひな祭りならではの食べ物!歴史あるひな祭り 食べ物についてどれくらい知っていますか?今日は伝統あるひな祭り 食べ物から、現代ならではの食べ物まで、すべてご紹介していきます!

定番!ひな祭り 食べ物7選

ひな祭り 食べ物は種類も豊富です。今では、ひな祭り用のケーキやスイーツも多く売られるようになりましたが、伝統ある食べ物について知っておくのも、ひな祭りを通じて子どもに教えられる、情操教育のひとつですね。今年もひな祭りを迎える前に、日本の歴史を感じるひな祭り 食べ物について見ていきましょう。

色合いも可愛い!菱餅

緑、白、ピンクという華やかな3色が重なったひし形のお餅。それぞれの色に、ひな祭りならではの意味が込められています。

  • 緑:健康、長寿
  • 白:清浄、純潔
  • ピンク:魔除け

さらに、それぞれの色から自然を連想し、食べることで自然のエネルギーを取り込めるという意味合いもあるのだそうです。

  • 緑:植物からのエネルギー
  • 白:大地のエネルギー
  • ピンク:生命のエネルギー

この色には順番があり、下から緑、白、ピンクという配置になります。これは、雪の下から新緑が芽生え、桃の花が咲くという姿を表しているのだとか。

サクサクおいしい!ひなあられ

ひなあられは、ひな祭りの日に学校給食でも出されることがあり、老若男女すべてで認知されているひな祭り 食べ物だと思います。

その昔、雛人形を持ち出して、お雛様たちに外の世界を見せてあげるという「ひなの国見せ」という風習があったのだそう。その際、外で食べる間食として持ち歩くようになったのが、ひなあられなんです。もともとは菱餅を砕いたものとされていて、色に込められた意味は菱餅と同じだそうですよ。また、関東では米粒のような形で甘い味、関西では真ん丸で塩気のある味というのも、地域ごとに見られる伝統の違いですね。

見た目も豪華なちらし寿司

ちらし寿司は、見た目も華やかで、イベントのごちそうという感じがしますよね。ちらし寿司に使われる食材にも、ひな祭りとしての意味が込められています。

  • エビ:長寿
  • れんこん:先を見通すこと
  • 豆:まめに働くこと
  • 菜の花:春の暖かい色味
  • しいたけ:健康

また、「寿司」という漢字は「寿を司る」という字のごとく、非常に縁起の良い食べ物として言い伝えられていますよ。

縁を呼ぶ!はまぐりのお吸い物

はまぐりといえば、婚礼の際に用いられるとても縁起の良い食べ物。対の貝殻でなければぴったり合わないという特徴をもつことから「良い結婚相手と出会えますように」という意味が込められているのです。

女性の飲み物だった!白酒/甘酒

白酒とは、焼酎やみりんにもち米、麹を入れて作られるお酒のこと。不老長寿や厄除けの意味があるそうです。もともとひな祭りでは、桃の花を入れたお酒を飲むという習慣があったそう。

白酒はそこから広まった文化なのだそうですよ。江戸時代には、大人の女性が飲む飲み物として定着した、まさにひな祭りにぴったりの飲み物なんです。お酒が飲めない人や未成年の人は、甘酒で気分を味わってくださいね。

ひな祭りのイメージぴったり!桜餅

桜餅は、ひな祭りに関連する由来や意味合いはないものの、ひな祭りに取り入れられることが多い食べ物ですよね。ピンクと緑という春らしい配色がひな祭りのイメージに合っていること、菱餅よりも子どもに人気だという理由が大きいそうですよ。

また、5月5日・端午の節句には「柏餅」が食べられますよね。それにも影響されているのではないかといわれています。

「守る」という意味の引千切(ひちぎり)

よもぎ餅を引きちぎって、その上にあんこを乗せた食べ物「引千切(ひちぎり)」。お分かりの通り、引きちぎって作ることから名づけられました。節句の準備が忙しく、餅を丸める暇もなかったという時代の名残といわれていますよ。その見た目が、まるで真珠を大事に抱く貝のようだということから、真珠のように大切な娘を守るという意味も込められているのだそうです。

現代のひな祭りで仲間入りした食べ物

歴史あるひな祭り 食べ物以外にも、時代とともにひな祭りと馴染んできた食べ物もたくさんあります。

映えも狙える!手まり寿司

もともとはひな祭りで食べられるものではなかったという、手まり寿司。舞妓さんが食べるときに口紅がつかないよう、一口サイズにした上品なお寿司として、京寿司ともいわれています。現代では、ちらし寿司のような華やかさと、子どもでも食べやすい大きさが人気を呼び、ひな祭りで食べられるようになりました。

さらに華やかに!4色ひなあられ

先にご紹介した「ひなあられ」は、菱餅を砕いて食べられていたということで、菱餅と同じ3色であることが多いのですが、4色のひなあられも主流になってきているのだとか。その場合は色ごとに持つ意味も変わってきて、四季を表すお菓子となるそうです。

  • ピンク:春
  • 緑:夏
  • 黄色:秋
  • 白:冬

一度は食べてみたい!三色団子

菱餅やひなあられと同じ配色の三色団子も、現代ではひな祭りで食べられることが多くなってきました。桜餅が定着してきたのと同じく、ひな祭り本来の思いが込められた配色で、なおかつ子どもにも食べやすいメニューとして、広まってきたといわれています。

まとめ

町中が華やかムードになる、ひな祭り。今日はひな祭りで食べたい食べ物をご紹介してきました。年に一度、女の子の健やかな成長を願うお祭りの日に、その伝統や歴史について家庭で話し合いながら、美味しい食べ物を味わう。それもまた、素敵なひな祭りの思い出になりそうですね。