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今冬映画公開の『スラムダンク』胸アツな名シーン3選

今冬映画公開の『スラムダンク』胸アツな名シーン3選

2022年12月3日にスラムダンク映画『THE FIRST SLAM DUNK』が全国ロードショーされます。

1996年にアニメの放送が終わり、16年の歳月を経ての映画公開ということで注目度も非常に高まっています。

スラムダンクは、名言や名シーンが非常に多い作品で、今作でも胸が熱くなるシーンが多く描かれることでしょう!そこで今回は、筆者の中で強烈に残るスラムダンクの胸熱な名シーンをご紹介していきます!

スラムダンクとは

SLAM DUNK(スラムダンク)は、井上雄彦先生が「週刊少年ジャンプ」で1990年~1996年に連載していたバスケットボールマンガです。

中学時代、名の知れた不良だった桜木花道が湘北高校に進学したところから物語は始まります。桜木花道は、入学早々一目惚れをした赤木晴子に勧められてバスケ部に入部。そこから、中学時代からの「桜木軍団」の支えや、流川楓・赤木剛憲ら湘北高校バスケ部のチームメイト、陵南高校の仙道彰などライバル校の選手たちと切磋琢磨により成長し、全国制覇を目指していくストーリーが描かれます。

ジャンプマンガの「友情、努力、勝利」はしっかりと落とし込みながら、他のマンガのような必殺技はなく、かなりリアルな描写が多く描かれています。

スラムダンクの胸アツシーン3選

正直、挙げ始めたらキリがないスラムダンクの名シーンですが、その中でも極上(筆者の主観で決めています)のシーンを3つご紹介します。

陵南高校戦で見せた、木暮のスリーポイントシュート

個人的No.1名シーンは、インターハイ予選の最終戦・陵南高校との一戦でメガネくん(木暮公延)が見せた、スリーポイントシュートです。

試合前に桜木と「インターハイに行けなければ、今度の陵南戦が最後だ」と話しており、チームを陰で支えてきたメガネくんが、ここ一番で貴重なスリーポイントを決めたところが非常に心揺さぶられました。

陵南の田岡監督からは選手層の薄いベンチメンバーの一人と侮られていましたが、試合を決定づける得点を決めた際に「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ 侮ってはいけなかった」と心の中で思っていました。

そして、試合後桜木から「引退が延びたな」と言われた際の、返し言葉「泣かすなよ 問題児のくせに」も胸にジーンとくるシーンです。

このシーンは、高校時代にスポーツに青春を捧げた人には必ず響くと個人的には思っています。

山王工業戦の流川から桜木へのパスからのブザービート

No.2は、多くの人に強烈な印象を残したであろう山王工業戦のラスト、流川から桜木へのパス、からのジャンプシュート、熱いタッチです!

説明不要なシーンですが、個人的には「SLAM DUMK」というタイトルでありながら、最後のシュートで「ジャンプシュート」を選択していることに、井上先生の人柄が出ていると感じました。桜木のジャンプシュートは、全国大会出場が決まってから1週間で2万本のノルマを課せられ、桜木軍団や晴子の協力により身につけたものです。試合で戦っている仲間だけでなく、それを支える人がいるからプレーできているんだというメッセージと受け取ることができる名シーンです。

もちろん、それまで犬猿の仲で、基本的にパスを出さない二人が最後の最後にパスを出し、そしてそこからの勝利のタッチ・・・。胸が熱くならない人はいない演出です!

山王工業戦、円陣を組んだ際の赤木の発言

個人的No.3は、山王工業戦の残り2分、5点ビハインドの中、山王工業がとったタイムアウト中の赤木の発言です。

後半開始2分で20点差をつけられ、絶望的な状況からじりじりと点差を縮め、王者・山王にタイムアウトを取らせた湘北。そのタイムアウトで、赤木は過去のことがフラッシュバックし、涙を流します。

そしてタイムアウトの時間も終了となり、円陣を組んだ際の発言に胸がグッときます。「オレたちゃ別に仲良しじゃねぇし お前らには腹が立ってばかりだ だが・・・」と話し、心の中で「このチームは・・・最高だ・・・」と考え、続けて皆に「ありがとよ・・・」と感謝をします。

全国制覇を掲げ、普段の練習にも妥協しない赤城の元を離れていく部員は少なくなく、表には出さなかったものの、やはり苦しかったのだろうと推測される発言ですよね。全く弱い面を見せない赤木が、唯一見せた弱いシーンでもあり、心からの発言にグッときます。

最後に

今回ご紹介したシーン以外にも、三井が安西先生に言うスラムダンク 名言「バスケがしたいです」などはあまりにも有名ですよね。

筆者が初めてスラムダンクを読んだのは小学5年生の時でしたが、その時ですら胸にグッとくるところがあり、そして改めて読み返してみましたが、当時とはまた異なるところにグッときてしまいました。読む人の立場や年齢が変われば、感じ方も変わります。読んだことがある方は改めて、そして読んだことがない方は是非一度は読んでいただきたい作品です。