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16年の時を経て映画化!劇場版『Dr.コトー診療所』について

16年の時を経て映画化!劇場版『Dr.コトー診療所』について

山田貴敏による累計1,200万部を超える人気漫画『Dr.コトー診療所』がドラマ化されたのは、2003年のこと。離島の診療所を舞台に描くヒューマンドラマは、多くの人を魅了しました。そんな人気ドラマが、今冬劇場版として帰ってきます!今回は、16年の時を経て映画化される『Dr.コトー診療所』について紹介していきたいと思います。

大人気ドラマ『Dr.コトー診療所』とは

『Dr.コトー診療所』は、2003年にフジテレビ系列で放送され、2004年にスペシャル版、2006年に新シリーズが放送された大人気ドラマです。主演の吉岡秀隆が演じる「五島健助(コトー先生)」が、東京から離島の診療所に赴任するところから物語が始まります。医療が発達していない離島での医師としての奮闘や、家族のような島民同士の繋がり、命の尊さ、離島ならではの人々の生活など、様々なストーリーが描かれています。涙なしには見ることができない心に響くシーンはもちろん、雄大な自然や美しい海の風景、心に染みる音楽などもこのドラマの魅力です。中でも、自転車に乗ってコトー先生が往診に向かうシーンはとても印象的で、ドラマのオープニングとてしても使われていました。

ドラマの主題歌、中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」も大ヒット。この曲を聴くと「コトー先生」を思い出すという人も多いのではないでしょうか。

舞台は日本最西端の島「与那国島」

『Dr.コトー診療所』の物語の舞台となっている離島は、作中では「志木那(しきな)島」として描かれています。美しい海に青い空、雄大な自然などが物語を通して映し出され、多くの人がその風景に魅了されたことと思います。この舞台となった島は、日本の最西端に位置する沖縄県の「与那国島」です。ドラマでは島民の皆さんもエキストラとして出演されていました。今回の劇場版でも、与那国島での撮影が着々と進められているようです!また、与那国島に訪れると実際の撮影で使われた診療所のセットなどを見学することができます。ファンにとっては一度は訪れてみたい、『Dr.コトー診療所』の聖地と言える場所ですね。

16年後の物語を描く!劇場版『Dr.コトー診療所』

引き続き「吉岡秀隆」が主演!

2022年12月16日(金)、16年の時を経て、ついに『Dr.コトー診療所』が劇場版として帰って来ます。主演は、引き続き吉岡秀隆が務めます。映画の公式サイトには「そして、ここに生きている。」という言葉と白髪姿のコトー先生の姿がメインビジュアルとして映し出されています。劇場版では、実際の年月と同様に、16年経った後のコトー先生の新たなストーリーが描かれます。数々の名作に出演している日本の名優・吉岡秀隆の、歳を重ねたコトー先生の演技にも注目が集まります。

当時のドラマ制作スタッフも集結

今回の劇場版制作にあたって、ドラマのスタッフが再集結しています。監督は中江功、脚本は吉田紀子が引き続き担当します。その他美術、撮影、音楽などを手掛けるスタッフも再集結!『Dr.コトー診療所』ファンからは、「あの感動を再び!」と期待の声が高まっています。また、気になるキャストの正式な発表はこれからのようですが、ドラマでは欠かせない存在の柴咲コウが演じる「星野彩佳」や、泉谷しげるが演じる「しげさん」、時任三郎演じる「原剛利」、大塚寧々が演じる「西山茉莉子」などの主要登場人物のその後の物語も見逃せませんね!

最後に

高視聴率を誇った国民的人気ドラマ『Dr.コトー診療所』の16年ぶりの映画化は、予期せぬ嬉しいニュースでした。人間の普遍的なテーマである「生きる」ということ、その他にも大切なメッセージが込められたこの作品は、きっとドラマを見ていない世代にとっても心に響くものがあるのではないでしょうか。映画公開の12月が今から楽しみですね!