松虫あられ原作の『自転車屋さんの高橋くん』が待望のTVドラマ化決定!累計100万部突破、「マンガ大賞2022」ノミネート作品の人気コミックで、年下ヤンキー×アラサーOLの大人のピュア恋を描いた作品です。
今回は、大人の胸キュンドラマ『自転車屋さんの高橋くん』の魅力をご紹介します。
『自転車屋さんの高橋くん』とは
『自転車屋さんの高橋くん』は、松虫あられによる漫画で、リイド社のウェブサイト「トーチweb」で掲載中です。
「第10回ananマンガ大賞」準大賞作品に選ばれるほか、「pixivコミックランキング2020『恋愛グルメ部門』」第3位などを獲得している、累計100部超えのヒット作品です。
『自転車屋さんの高橋くん』あらすじ
飯野朋子(はんのともこ)通称・パン子は、気弱な性格の30歳。岐阜で一人暮らしをしながら会社勤めをしています。ある日、自転車で街に出掛けた朋子は、チェーンが外れたことで近所の自転車屋である高橋遼平と出会います。イケメンだけど見た目がヤンキーで少し強引な遼平を怖いと感じるパン子ですが、優しく寄をってくれる彼に徐々に惹かれていきます。
『自転車屋さんの高橋くん』登場人物(キャスト)
年下ヤンキー・高橋遼平役を演じるのは、映画「東京リベンジャーズ」や「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」シリーズなどの話題作に出演している、鈴木伸之さん。
そして、ヒロインの飯野朋子役は、ドラマ「来世ではちゃんとします」シリーズに出演、雑誌「MORE」レギュラーモデルなど幅広いジャンルで活躍する内田理央さんが演じます。
高橋遼平(鈴木伸之)
高橋遼平はサイクルショップ「タカハシ」を営む26歳。イケメンだけれど見た目がヤンキーでちょっと強引なところも。寡黙で不器用ですが、人の悪口も言わないし否定もしない、心の優しい青年です。毎日ともちゃん(飯野朋子)が食パンを咥えながら、ライトもブレーキも古びた自転車で通勤する姿を目にしていました。自転車の修理をきっかけにして、パン子に積極的にアタックを仕掛けていきます。
飯野朋子(内田理央)
飯野朋子は岐阜で一人暮らしをしながら会社勤めをしている、人付き合いが苦手で自分の意見をはっきりと言えない30歳。頼まれたら断れない性格で、職場ではよく損な役回りをすることも。食べることとアニメを見ることが好き。高橋くんと出会い、少しずつ自分の気持ちに素直になっていきます。
『自転車屋さんの高橋くん』の3つの魅力
ネガティブなアラサー女性とヤンキー風の青年のピュアなラブストーリーと聞くと、最近よくある王道のように感じるかもしれません。
しかし『自転車屋さんの高橋くん』は、ヤンキー・高橋くんのギャップにドキッとする場面はもちろんあるのですが、共感できる登場人物の性格や日常のやり取りなど、他の作品とは一味違う魅力を放っています。
①素朴な恋愛と癒しの世界
見どころの一つは、素朴で不器用な2人の恋愛です。
恋愛描写は素朴なもので、ゆったりしたムードで距離を縮めていく2人を描いています。ドラマチックな展開とはいきませんが、ささやかな日常の中にある温かい恋愛が素敵な胸キュンドラマとなっています。
普通の商店街や普通の会社生活、ご近所さんや幼馴染との「いつものやり取り」に癒される場面も多く出てきます。ドラマ撮影は漫画の舞台である岐阜県大垣市で行われていることもあって、漫画の優しい雰囲気がそのまま伝わってきそうです。
②パン子の成長
『自転車屋さんの高橋くん』は恋愛漫画ですが、日常にあふれる職場の人間関係や家族関係のつまずきを浮立たせ、それらを克服しようとする成長物語としても捉えられます。
パン子は嫌なことを嫌と言えず、「自分さえ我慢すれば」と考えてしまいがちですが、高橋くんと出会ったことで、徐々に自分の思ったことを口に出すようになっていきます。
誰かとの出会いで少しずつ変化していく、そんな姿を見せてくれるパン子を応援したくなるはずです。
③リアルな恋愛模様
雰囲気や見た目も、気持ちの表現方法も違うパン子と高橋くんですが、コミュニケーションを重ね、問題を一つ一つ自分たちのペースで解決していきます。等身大の恋愛模様が描かれ、不器用なのにドキッとするポイントになっていると言えるでしょう。
甘い恋愛かと思えば甘くない現実も多くあって、漫画の世界ですが説得力のあるキャラクター、リアルな感情が詰まっている作品です。物語が進むにつれて登場人物が増えていきますが、その度に「自分の周りにもこういう人がいるな」とつい思ってしまうほどのリアルなキャラクターも見どころの一つです。